ガイ・フォークス・ナイト
ガイ・フォークス・ナイトをご存知ですか?
Sherlockシーズン3エピソード1で出てきた、
車椅子に人形を乗せて連れ回している子供達。
ワトソンが焼かれそうになった教会前での盛大な焚き火。
あれらは全てイギリスの伝統的な祭り
「ガイ・フォークス・ナイト」
の一環なのです。
これは一体どういう祭りなのでしょうか。
な に こ の ま つ り な ん か こ わ い
私はSherlockシーズン3を見て、
初めてイギリスの祭りガイフォークスナイトというものを知りました。
調べてみると、歴史のある祭りで毎年かなり華々しく祝われているそうです。
当日には仮装をしたり打ち上げ花火を上げたりして
恋人たちがロマンチックに過ごすための格好の1日になっています。
ではその起源は何なのでしょうか。
時はさかのぼり、1605年11月5日。
イギリスではカトリック教徒と国で定められた国教派の対立がありました。
そんな中、ガイフォークス率いるカトリック教徒が国教派からの弾圧に立ち向かうため、
議会爆破を計画し国王の殺害を試みました。
しかし、それは直前のところで国教派に阻止されます。
国王は殺害を免れ、ガイフォークスはその後拷問を受け、処刑されます。
その出来事から毎年11月5日は、
国王の殺害を阻止することができた名誉ある日として毎年祝われるようになりました。
催しの一環として、ガイフォークスに見立てた人形を、
町中を引きずり回した後にたき火で焼くなどが行われています。
なるほど。
あの車椅子に乗った人形はガイ・フォークスで、
あの大きな焚き火はその人形を焼くための焚き火だったんですね。
ていうか、
な に こ の ま つ り な ん か こ わ い
なんかもうそもそも祝いの概念が
二、三周回ってから常軌を逸していてうまくついていけません。
息切れしながらついていったとしても、
せめてこういうものを祝う時って粛々とやらないのですか。
彼らはむしろ両手叩いて大盛り上がりなのが凄い、、、。
あとガイ人形を焼くのと同時に、
その年で一番の悪者を選出してその人の人形を焼くとかいう
かなりブラックな追加イベントもあるそうです。
イギリス、、、
しかし、この祭り冷静に考えてカトリック批判であって、
今の社会でどのくらい許容されてるのでしょうか?
カトリック教徒の人はやっぱり参加しずらいよね。
とは言うものの都市部でさえかなり大々的に花火大会とか行われてるみたいで、
あんまり深く考えてない人が多いのか、
保守的な人が多いのか、
たかが祭りと割り切っているのか。
興味深いところです。